音楽

小倉貴久子「モーツアルトのクラヴィーアのある部屋 第37回」コンサート

去る二日は小倉貴久子「モーツアルトのクラヴィーアのある部屋 第37回」公演へ行ってきた。

今回はウィーンの作曲家、ウァーゲンザイルの特集回。

 

「譜めくり男」ウァーゲンザイルに関しては、モーツアルトの伝記で知っていて、シンフォニアのCDを一枚持っていたが、いかにも「疾風怒濤の時代」らしい熱のこもった感じの短調のシンフォニアで、彼はこういう作曲家かと思っていた。

 

しかし、この日期待をもって聴いたウァーゲンザイルの諸曲は、いずれも快活で、かつその中に剽軽さと諧謔が感じられ、楽しい音楽であった。

モーツアルトにも影響を与えたことだろう。

娯楽音楽としても最上質のものと思う。

 

C.P.E.バッハもその前々日を含めて最近古楽でよく聴く機会があり、それなりの需要が今日でもあるが、それと比較して「ベルリンにC.P.E.あれば、ウィーンにヴァーゲンザイルあり」という感を受けた。C.P.E.が演奏されるのであれば、ヴァーゲンザイルもそういう演奏会のレポートリーとしてもっと聴かれ、楽しまれても良い作曲家と感じた。

 

モーツアルトの演奏の方でも、k.25の変奏曲は私の好きな曲だが、最後の変奏で、直前の憂愁から快活に転じる描写はまことに奇絶で、目を見張った。

 

そして最後にモーツアルトのヴァイオリンソナタを演奏し、上記で褒めておいてなんだがヴァーゲンザイルと音楽の質での格の差というものをはっきりと見せつけられた心地がした。

最後、奔流のような第三楽章で、ヴァイオリンの廣海志帆さんは激しい曲だけれども最後の一音はそっと静かに離して締め、勢いだけでない品格演奏だと感じさせた。

 

この「モーツアルトのクラヴィーアのある部屋」シリーズは、「待ってました」とばかりにはじまったころに何回か聴いたが、いかんせん平日に初台まで駆けつけるのは難しく、断続的な参加になっている。

今回は休日だったので余裕で聴きに行けたけれど、これが最後になるかもしれない。

 

ユニークかつ精力的な活動している小倉貴久子さんには、また、新しいシリーズに期待するとともに、せっかく演奏しているこのような貴重なモーツアルトの周辺時代の音楽の演奏を、たとえばさらに録音して世に出していただきたければ、さらに貴重な遺産となるだろうと思った。

| | コメント (0)

夜の喜遊曲

帰宅して、モーツアルトのディヴェルティメントk.563を聴く。

寒い夜にまことにふさわしい、弦楽三重奏曲だ。

| | コメント (0)

新年の曲

明けましておめでとうございます。

恒例により、新年の朝はモーツアルトの「三位一体の主日のミサ」k.167を聴く。

すがすがしい新年の朝にふさわしく、まことに清澄、まことに神聖、まことに荘厳。

| | コメント (0)

モーツアルト 交響曲第34番 k338

を今朝聴いている。まことにこれから夏に向かうという初夏の気候にふさわしい。

特に第三楽章の、天空へと跳躍していくような躍動的な曲調は大好きで、十代の終わりころ「躍進」と名付けて何回も聴いたものだった。

| | コメント (0)

フルート四重奏曲

今日の朝は、同じく春らしくモーツアルトのフルート四重奏曲集を起用。

| | コメント (0)

ゴセック

今朝の音楽は、順番によりゴセック(1734-1829)の弦楽四重奏曲を選択したが、春らしくてとても良い。

| | コメント (0)

小夜曲

夜、モーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」k525を聴く。

いかにも「向暑の候」という昨今、このような初夏の夜の音楽としてまことにふさわしい。

| | コメント (0)

J.C.バッハ

朝、J.C.(ヨハン・クリスチャン)バッハのピアノ協奏曲をかけてみるが、とてもさわやかで心地よい。

| | コメント (0)

「高橋多佳子とヤングピアニスト」2014

毎度おなじみの恒例行事に行ってきた。

オーディションを通った小学生から大学生までのヤングピアニストたちが、ピアニストの高橋多佳子さんと連弾するというもの。後半には年長の出演者と高橋さんのソロ演奏もある。

11月にオーディションをして、参加希望者が今回は多かったそうだが、本番参加は11名。

毎回思うのだが、子供たちの演奏がうまいのには感心する。モーツアルトの二台のピアニストのためのソナタk448(小学3年生)の出だしなどはCDと変わらないと思ってしまった。

そして、高橋さんの飾らない、子供たちの答えを引き出す問答・トークには毎回ほとほと感心する。これがこの演奏会を一層楽しいものしている。

後半の年長者(高校生から大学生)のソロの演奏では、別な意味で一つの楽曲を演奏して作っていくということの大変さに思いが至った。

間違いなく弾くことはもとより、要所要所や曲全体の構成を考えた上での表現の力が求められ、曲の初めから終わりまでの一音一音に集中とテクニックがないとできないことであろう。普段はCDなどで何気なく一流の演奏を聞き流しているが、それがすごい大変なことであることを教えられた気がする。

今回は曲も親しみやすい曲が多く、肩をこらずに聴けた気がする。来年以降も期待したい。

| | コメント (0)

「夢の競演!高橋多佳子とヤングピアニスト」2013

浦和でやっている、毎年恒例のコンサート。

セレクションを受けた小学生から大卒までの若い人たちが、ピアニストの高橋多佳子さんと連弾で共演するというもの。

高橋さんの子供たちへの答えを引き出す質問が楽しく、演奏も上手で、楽しいイベントである。

今年は9人のヤングピアニストの参加だった。最初の小学1年生の二人の演奏がノリノリで上手なので、以後も集中して聴いていて、終わった後疲れるほどだった。

中でも、パッヘルベルのカノンを弾いた岩間さん(中一)の、比較的単調なメロディーを最初は静かに、次第に盛り上げていく演奏は良かったし、最年長の「カリスマ店員」?(高橋さんのジョークだ)の山本さんのドボルザークのスラブ舞曲は、悲哀のような船出から、後半は楽しい船旅に代わっていく感じで、青函連絡船の旅を空想していた。

とにかく子供たち一人一人の個性がおもしろい。その力を弾き出して自然にリラックスさせる高橋さんのリードもあると思う。もちろん、よく練習しているのだろうが、演奏も傾聴するに足る。

来年は周りにもっと宣伝しようと思う。

| | コメント (0)