旅行・地域

くらしの植物苑「伝統の桜草」

これでまた佐倉へ行ってしまった。歴史民俗博物館の附属植物園でやっている展示である。

JR佐倉駅から歩いたが、その途中で色鮮やかな雉を見た。

20メートルくらいの距離から見ていても逃げる様子もなく悠然としており、雌か雛か、茶色い数羽の鳥も見えた。

田んぼには鴨も泳いでいるし、住宅も近いのに「野生の楽園」である…。

展示の方はいろいろな変種が美しく、興味深かった。
まるで雪の結晶のような変わり咲きの「星祭」や、真紅が美しい「小町紅」「こぼれ紅」「寿」。
白が映える「光る雪」や「母の愛」「十六夜」。
梅咲きの「梅が枝」や八重咲きの「小桜重」なども変わっていて面白く美しい。
かすりで桃色が入る「絞竜田」「即位の宴」なども独特のもの。
茎が凛と立っている「美女の舞」や「心意気」など、それらの中でも群を抜いて見えた。
「東鑑」はその名のように坂東武者のような美しさと粗野さがあり、いわゆる「狂い咲き」(花弁が波打っている)の「伊達男」も命名通りに見えた。

このような花つくりは、全く繊細な芸術と言って差し支えない。

帰り道には、かの雉はまだいて、しばらく見ていても小池の小山の上でじっと動かなかった。
田には鷺。

会期は5月6日まで。

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碓氷峠

登ってきた。

以前にも一回、横川から旧道を登ったのだが、その時はおそらく6月または7月で暑く、やたらきつくて脱水症状になりながら登った記憶がある。

横川駅からすぐに駅前の旧街道を行く。少し登ってから坂本宿までの一本道だが、途中脇本陣の建物や俳人の業績を知らせる立札が多く立っていて、よほど整備された感じだ。

アプト道の上を越え、車道から離れて山道へ。前回はこの急坂に驚いたが今回は経験済みのせいかさほどには感じない。むしろ道は歩きやすく感じる。

上がってなだらかなところを進む。前は廃線の線路橋を見下ろしていたのだが、今回見落としたか?途中昼食をとる。再び坂になったところに赤紫色の山つつじがまるで植えられているかのように咲いていた。

刎石、馬頭観音など、前回にはなかった(あるいは意識朦朧として見落としていたか?)立札が随所に立っていて街道の理解を助ける。

山中茶屋の立札で、ここは茶屋だけでなく明治期には小学校まであった由。ここから再び急坂になり、そのために昔の旅人はここで餅などを食してから坂に挑んだ由。前回はいったん上がってからなだらかな道が続いていたために油断し、ここからの急坂と暑さでやられたらしい。

だいぶ登っていくとまた立札と文学碑、下にはワサビ田が見える。坂の最上流の水を利用しているのであろう。これも前回には記憶にない。最近できたか。

と思う間もなく熊野神社到着。二回目はやはり近く、楽に感じる。前回は命からがら自販機で水分補給したものだ。参拝し、御籤引く。売店の宮司さんと話。

軽井沢へ向かって下りる。旧軽井沢へ。「旧軽銀座は好きじゃない。東京と同じだから」と言っていた人がいたが(言っていたのは妹尾新※)、確かに観光地然とした雰囲気はあるものの、道も比較的広く、風も爽やかで、東京とはだいぶ差があるように思う。もっとも夏は雑踏がひどいのであろうが。

そこから駅までが意外に遠い。結局神社(碓氷峠山頂)から駅まで1時間かかった。

帰りはJRバスで横川へ、そこで30分待って(JRバスなんだから10分後くらいに接続してくれよ!)、高崎行の電車に乗って帰る。乗ってから発射を待つ間、ホームの柱の駅名票を見ながら感じたことだが、ここはかつて長野方面への動脈信越本線の途中駅であり、いよいよ関東を脱する、あるいはようやく関東の一端まで帰ってきた特急や急行列車が山越えの機関車の連結、切り離しで止まった駅であった。今は無残に行き止まりとなり、同じ駅でもただのローカル線の終着駅にすぎぬ。何か非常にみじめなものを感じた。

ここは意外に行くまでに時間がかかるけれど、面白い道歩きだと思う。

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鴨川シーワールド

昨日、縁あって鴨川シーワールドに行ってみた。

魚にしろ動物にしろ、水産生物を見ているのは何か癒されるものがあって楽しかった。。

特に、いかにも「やる気ない」といった風情でごろごろしているアザラシやナマコ・ヒトデを見ているのが私は好きである。

行き帰りの道中の紅葉も素晴らしかった。

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桜草

歴史民俗博物館所属の「くらしの植物苑」。そこで特別企画として「季節の伝統植物」が始まり、その第一弾が「伝統の桜草」だった。

サクラソウは、江戸時代荒川の河辺などに自生している花が愛されて園芸品種となり、江戸園芸文化の中に取り込まれた。
西洋の園芸種より大ぶりなのだが、密生しないため簡素な感じを受ける。それで明治以降次第に廃れてしまった。
今回、そのような江戸から近年にかけて栽培されてきた品種を展示していた。

今回は時間がなかったため、博物館には入らずに「暮らしの植物苑」だけ。しかし、企画展の桜草以外に人間にとって有用な植物を色々植えており、時々散策に来てもよいなと思わせる雰囲気だった。

さて、色々と展示してある桜草の品種から、特に目についたものとその特徴をあげてみると、
・日の丸  紅があざやか
・小町紅  同上 小輪
・入笠山  細い花弁 紅
・太子紅  桃色 花が桜型 品が良い
・即位の宴 大型 薄桃色のかすり
・紅児童  小型 赤紫 白ふち
・姫簪   ちぢれ 紅色 わずかに白ふち
・五大州  玉咲き 桃色
・銀覆輪  玉咲き 外は紅 中は白
・落葉衣  ちぢれ かすり
・新雪   抜けるような白
・臥竜梅  玉咲き 小型 白
・紅葉の里 深紅 ちぢれ
・金陵台  紅 ちぢれ
・竜田の夕 大型 紅
・戸田    紅が品が良い
・関台紅  紅があざやか
・こぼれ紅 紅があざやか
・岩木山  品が良い
・母の愛  ちぢれ 垂れ咲き 白
・三国紅  やや小 玉咲き 紅

この中で私なりのランキング
1位 姫簪
2位 新雪
3位 太子紅
4位 戸田
5位 日の丸

この企画は5月9日(日)まで。また、「季節の伝統植物」は、以後「伝統の朝顔」(8月)、「伝統の古典菊」(11月)、「冬の華・サザンカ」(12・1月)と続く。期待したい。

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583系

先日、青春18きっぷがまだ余っていたので只見線(会津若松~新潟県・小出)に乗りにいった。

朝5時半の電車に乗り、上野→宇都宮→黒磯→郡山と、ひたすら東北本線を北上する。
郡山から会津若松まで快速に乗ったが、それが古い電車寝台の車両で、とてもなつかしかった。
中学生時代に、東北の寝台特急で、また昼行特急で何度も乗った車両だっだ。
乗って見るとボックス席(夜は寝台になる)の幅がとてもゆったりしていて、足も楽である。リクライニングはもちろん利かないが、背中の当たり具合も気持ちが良い。
窓側の壁に四角な穴があって、最初なんだかわからなかったが、窓側の人が腕をもたれかけるための孔だと気がついた。とにかく細かいところまで配慮が行き届いている感じがするのである。
現在の、ローカル線にままある片側だけ四人でなく二人の向い合わせのボックス(?)席や、都会の五扉で椅子もろくにない非人間的な車両、横須賀線や東海道線のボックス席の物を置くでっぱりや上着をかけるフックさえ省略されている車両を考えると、なぜか温かみが全然ちがうのである。これはなぜだろうか?

この車両は塗装も昔のまま、車内もローカル線用の改造ではなく、まさか使わないだろうがこのまま夜は寝台列車にでも使えるような感じで、大げさに言えば動く列車博物館といえ、乗れたことはまことに貴重でまた嬉しい機会だった。

会津若松駅で下車後、早々に引込み線に入って行ってしまった。いつまで現役でがんばっていられるだろうか。

只見線の話はまた後ほど機会があれば。

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吾妻線

今日は夏の青春18きっぷがまだ余っていたので、吾妻線に乗ってきた。

日帰りで関東近郊のローカル線に乗りたいと思い、何年も前から、身延線、水郡線、両毛線、磐越東線、飯山線、只見線、飯田線と乗ってきたけれど、吾妻線だけはまだ乗っていなかった。
先日、別件で渋川まで行く時、高崎で「大前行」の電車がとまっていたのでこれだと思い、急遽今日決行した次第。

ところが、朝駅へ行って見ると点検工事のため湘南新宿ラインが10:30まで運休している。やむなく上野回りに切り替えたが、8時過ぎに高崎行きが出てしまい、次の高崎行きまで約40分無い!しょうがないので大宮まで行き、大崎から動いている湘南新宿に乗って高崎を目指したが、籠原駅のポイント故障で20分弱遅れ、余裕を持った到着のはずがギリギリ間に合う始末。そのため良い席が取れず、眺望がままならなかった。

下りの向って左が渓谷なのだが、よく見えない。

終着の大前は何もない駅だ。鉱山のために路線を延長したがここで止まったという話で、はるか対岸に嬬恋村役場があるはずだが三両列車が止まれるだけの終着の一面ホームと踏み切り、川に架かる橋以外に何も無い。みんな降りて川の橋の上などで休んでいる。

最近読んだ渡辺実『日本食生活史』の冒頭の総括で「山島には多くの火山脈が縦横に走り、これから多くの河川が流れ出し、それらによって地形は多様な変化を持ち、風景が絶佳になっている。それゆえに世界に希な景勝に恵まれた国となっている。」という一節を思い出す。
そんな景勝を車上から流れる景色として十分に鑑賞できるのだから、地方交通線に乗ることは窓から風景をじっと眺めているだけで心が晴れ、まことにたのしい。

沿線でススキがもうやわらかく繊細な穂を出していたのが印象的だった。1時間45分戻って渋川で上越線と合流。

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古河の花火

古河には不思議と縁があって、少なくとも三回は行っている。
一回目は歴史資料館と古河公方の館跡。あと、古河のハスを見に夏の朝、少なくとも二回行っている。しかし今年はまだ行っていない(というか。7月の三連休で行かなかったのが怠慢なのだが)。
今回8月1日に花火大会があるというのを駅のポスターで知り、どうせなら出かけることにした。
近在に行かないのは、都会ではやたら混むし見る場所もない。それに、このくらいの少し遠出をするほうが車中じっくり旅情も味わえ読書もできるし、一挙両得なのだ。

17時古河駅着。駅そばで腹ごしらえをし、ビールを買い込んで、ジモティ(地元の人)の列にまぎれて出発。
途中、篆書博物館がるのを見る。興味深いので再訪の要ありだ。
というか、沿道の店がから揚げとか焼き鳥売ってるじゃん…。つまみはここで買えばよかったかも。
18時河川敷着。土手の斜面になっているから観望には申し分なし。目の前はゴルフ場になっている。コースの中に立つ柳の木が印象的だ。
一族郎党で折りたたみテーブル持ち込んで、桟敷席体制になっているところ多し。本来はこうあるべき。
さすがに暇なので、どろりとした曇天を眺めながらビールを飲んで待つ。

19時10分、花火開始。少し迫力不足(玉数不足)と感じなくもないが、繊細、かつ豪奢な夏の芸術を満喫。
見ていて、打ち上げ花火というものを考案し、実施した江戸時代の日本人、そして現代もあちこちで実施している日本人の感性の素晴らしさというものをしきりに想う。

20時40分終了。多くの人の波に乗ってのんびり歩きながら駅まで撤収。21時過ぎの電車で帰還。

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南房総

もう一週前の3月末の日曜は、青春18切符で南房総へ軽い山行(烏場山)へ行ってきた。

しろかきした田んぼにかえるがゲコゲコ鳴いている。まだ3月末だぜ?。

山桜が咲いている。そういえば唐詩で桜というのはほとんど見たことがない。日本独特なのだろうか。日本で李、杏、梨の花があまりメジャーではないように。

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箱根登山鉄道

昨日、箱根登山鉄道に乗ったが、なかなか妙味あるものだった。
日本1位、世界でも2位だという急勾配、半径30メートルの急カーブ、何回ものスイッチバック(そのたびに運転手さんと車掌さんが逆方向へ走っていく)。

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