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小暑・新七夕

私は旧暦礼賛論者ではないが、五節句、特に七夕を新暦で行うことは相当に違和感を感じるようになった。

もともと秋の初めに、昼は暑くとも夜風は涼しさが出てきた旧暦の七月七日ごろに、色とりどりの飾りを立てたり供え物をして星に祈り、水を張ったたらいに空の牽牛・織女を映したりして夜涼む行事である七夕を、新暦で梅雨のど真ん中にやることに根本的な無理がある。

逆に湿気の中で菖蒲などの香草で邪気を払う「端午の節句」の方が、今この季節にはふさわしい気が…。

今は新七夕の日に子供のころに笹飾りを作ったり、あちこちに立てたりしているから、「七夕とはこういう季節にやるものだ」と刷り込まれて逆に良くないのではないだろうかとさえ思う。本来満天の星の下に涼風に揺れるべき大きな笹飾りが空しい。

今年の旧暦の七月七日は新暦では8月24日…。

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歳時記」カテゴリの記事

コメント

全くその通りだと思います。
たまたま今年は名古屋は晴れましたけど・・・。

新暦と旧暦がごっちゃになると、季節感がくるってしまいますよね。

冬至の前にお江戸があたり一面真っ白になるような雪が降ることはないのに、12月14日にハクガイガイたる銀世界で赤穂浪士の討ち入りがあったと言われてもピンときません。

太陽暦だと、翌年の1月末になるのにむりやり時は元禄十四年の名調子にあわせちゃうからおかしくなる。

福澤諭吉のように天保5年12月生まれだと1835年1月生まれとなるように、季節感だけでなく、年までまたいでしまうことがあるのに注意が必要だと、常に思っています。

投稿: クラウディオ・アラウ | 2012年7月 8日 (日) 12時06分

コメントありがとうございます。

特に五節句は季節との食い違いがはなはだしいです。

春爛漫の桃の節句はまだ花開かぬ早春に
梅雨の湿気時の菖蒲の節句はさわやかな初夏に
初秋の涼風の七夕は夏以前の梅雨の末期に
秋深くなる菊の節句は残暑残る9月初旬に

また、冬至と正月が立て続けに来るのもどうかと。

せめて五節句はすべて旧でやるように、法令で定めてほしいくらいです(笑)。

ちなみに今年の場合
旧三月三日:3月24日
旧五月五日:6月24日
旧七月七日:8月24日
旧九月九日:10月23日
全部24日(かその一日あと)なのもおもしろい。

投稿: ロイヤルトランペット | 2012年7月 8日 (日) 14時13分

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