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鈴木良一『応仁の乱』Ⅱ

(つづき)

この時代の主人公は「国人」であり、また「地侍」「名主百姓」である。

荘園をめぐる彼らの闘争・動向、それと中央の寺社や守護との関わり合いがが史料に基づいて描かれてゆく。

応仁の乱よりもむしろ山城国一揆に至るまでの経過が詳細で、いささか経過がわかりにくかったので読み直したりしたが、今まで漠然としていた山城国一揆の実態が少しく理解できたように思う。

鈴木さんの文体は丁寧で手堅いが少し読みにくくて、疲れて休みながらとか車中では眠って休みながらという面もあったが、中世社会の崩壊と新しい「封建権力の芽生え」(氏の言葉:織豊・江戸の権力体制のことであろう)を詳細に描いた良著といえよう。

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