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天野明『野鳥歳時記』(講談社文庫)

「家庭教師ヒットマンリボーン」の作者と同じ名前なので古本屋の店先でぱっと見で目に入って購入した本。

野鳥151種の写真を春夏秋冬の四季に配した野鳥の文庫版写真集である。

だいたい、鳥なんてスズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、セキレイ、カラス、トビくらいしかわからない者であるから、シラサギはダイサギ、チュウサギ、コサギの総称である(その他にゴイサギ《五位鷺》とかアオサギがいる)など。なかなか勉強になる。大自然の中の鳥たちの写真を見ていると、やっぱり山や海岸にバードウォッチングにでも行きたい気分になってくる。

しかし、まず野山に出かける前に身近な野鳥を観察すること、と著者は言う。まず通勤途中の車中で、街を歩いている途上で、スズメやカラスを観察し、飛び方の特徴をつかむ、大きさをつかむ、色を観察しているうちにスズメもいとおしくなってくる。そのステップを踏んでから野山に出るべきだ、と。

実際に野山でのウォッチングや写真撮影のコツは本文に譲るが、あとがきで著者は野山に出て感じるのは日本の自然が美しいこと、また最近自然の破壊も目立ってきたこと(この本は昭和60年の著)を述べる。この本の中の写真にある繁殖地や干潟で、今も野鳥が元気に生きているのか心配にはなる。

巻末のガイドを見て、野山や川岸、海岸、神社、野鳥公園などに出かけて、鳥を観察したい気になった。

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