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「京浜急行電鉄」(週刊歴史でめぐる鉄道全路線・大手私鉄10)

昨日読了。

童心に戻って?購入してみた。

じっくり読んでみると、京浜急行というのがこんな優良鉄道だと知らなかった。現存では日本で最古の電気鉄道(1899年 大師電気鉄道として川崎~大師間に開業)、関東の鉄道で初の宅地開発(1914)、日本で初のCTC導入(1954)、採用以来断線事故ゼロの架線「合成電車線」(1967)、有料特急以外私鉄では唯一の最高速度120km/h運転実現(1995)…。

また、以前は品川の八つ山橋が東京市と荏原郡の境で、東京市の許可が下りず長らく京浜電気鉄道はそこから先に入れなかったこと、郊外から山手線までは鉄道・山の手線内側は市電という政策を東京市は打ち出していたこと(そういえば中央線とのちの地下鉄以外に山手線内側に鉄道がない)、明治・大正期に品川~大崎~目黒~青山、鶴見~小机、蒲田~池上、青木町(神奈川)~吉田町(関内)などの路線を出願したものの実現しなかったこと、など興味深い史話が語られている。

巻末にある、車両技術者でありまた鉄道技術史にも探究を重ねた日野原保氏の話も好もしい。

鉄道史は、近代史、技術史の分野として実に面白い。

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