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年末の漢詩

  獨坐       唐 寒山

獨坐常<摠摠>
情懐何悠悠
山腰雲慢慢
谷口風[風叟][風叟]
猿來樹嫋嫋
鳥入林啾啾
時催鬢颯颯
歳盡老惆惆

独坐して常に<摠摠>(そうそう)
情懐 何ぞ悠悠(ゆうゆう)
山腰(さんよう) 雲は慢慢(まんまん)
谷口(こくこう) 風は[風叟][風叟](しゅうしゅう)
猿来りて樹 嫋嫋(じょうじょう)
鳥入りて林 啾啾(しゅうしゅう)
時催して鬢(びん)颯颯(さつさつ)
歳尽きて老 惆惆(ちゅうちゅう)

山に一人暮らしを始めてから常にいそがし
この思いはいついつまで
山の中腹に雲はむくむく
谷の入口で風はしゅうしゅう
猿がとまって木の枝はしなしな
鳥が来て林でぴーちくぴーちく
時は移って髪はぼさぼさ
一年は終わり 老いがさむざむ

※<摠摠>は本当は手偏がない。

※八句続いて畳字を用いている奇作。

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