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『天文年鑑2011年版』

今年は早々に買ってきて、ざっと通読してみた。

来年は地球全体を通しても皆既日食が一回もないという珍しい年で、その代わり二回の皆既月食はいずれも日本で見られる。特に12月10日の月食は、東京で21時45分から欠けはじめて深夜に終わるという、最初から最後までを堪能しやすい皆既月食である。
しかし再来年の5月21日には、東京・大阪ほか日本本土の広い範囲で見られる金環食が迫っていて、大変楽しみなわけだ。

惑星現象では、金星が今年の12月に東の空で最大光輝になったあと、3月以降高度は日の出時にも20°以下と低くなり、そのまま移動して8月に外合を迎える。そのあと宵の明星に移ってからも高度はあまり上がらず、一年を通してぱっとしない。
しかし再来年には金星は絶好の観望条件となり、しかも6月6日には日面通過(これはもうこのあと21世紀中には起こらない)、8月14日は金星食が見られるという「栄光の年」になる。

火星は金星よりさらにひどく、年初の視直径は4″(ちなみに天王星の視直径が3.5″だ)、その後年末にかけてやっと9″になる。接近はない。

木星はみずがめ座を出てうお座を突っ切り、おひつじ座へ動く。

土星は年間を通しておとめ座にいる。

明るくなる彗星も肉眼レベルのものはない。

データ編もざっと読む。NEO(地球接近小惑星)も地球に大変接近したものでも暗いもので、素人が太刀打ちできる代物ではないことがわかる。
「一つの銀河当たり数十年に一個の割合で出現する」(同書288ページ)超新星が銀河系に出現するのはいつの日か。

最後に北極標準星野図とプレヤデス標準星野図を眺めて終了。こういう俗界を離れた宇宙のデータを眺めているのは楽しい。

ただし、気になったのは背表紙の「2011年版」の字が縦書きなのにもかかわらずアラビヤ数字に変わったことだ。昨年までは「二○一一年版」という漢数字だった。縦書きでアラビア数字はまったく読みにくい。何を考えているのだろうか…。

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