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夢の競演 高橋多佳子とヤングピアニスト

去る1月24日に浦和・プラザイーストホールで行なわれたコンサート。

私はこの企画の前身の「公開レッスン」にも何回も行っていて、それは小学生からお年寄りまでの選抜された出演者が演奏して、ピアニストの高橋多佳子さんがその演奏にアドバイスするというもの。一緒に聴きながら「音楽芸術というのはこうやって作るものか」と感じるものがある興味深い企画だった。

二年前から同じ会場でやっているこの「ヤングピアニスト」の方は、オーディションで選抜された若い(小学生~大学生)人たちが高橋さんと一緒に連弾するというもので、年長の三人には最後に独奏タイムもある。今回は10人が本番に参加。公営のホールでプロと一緒に連弾だから、演奏者にとってはとても励みになる企画で、実際ホールの人の入りも満員に近かった。

毎年聴いているけれど「みんなうまいなあ」というのがいつもの感想である。また、高橋さんが演奏後にインタビューのようにしてコメントをつけるが、お話が上手な人だからこれを聞くだけでも面白い。
音楽も、雰囲気も両方楽しめる楽しいコンサートだ。

参加者の方々の中からまことに勝手に私的に賞を授与させていただくと
○技能賞:倉田さん(大2)
弾いたラヴェルの「スペイン狂詩曲」は高橋さん曰く「とてつもなくむずかしい」曲である由。フランスものが好きな人で、独奏の最後にもラヴェルの「道化師の朝の歌」を弾いた。さすが最年長。
○殊勲賞:瀬原くん(小2)
最初の子だったが、「ん?ボロディンの「ダッタン人の踊り」ってこんな曲だったのか?」と一瞬思ったほど、なにか深みというか、独特の味がある。
○敢闘賞及び総合賞:指物さん(高1)
フォーレの「ドリー Op.56」を三人が2曲ずつ弾いたがその最後の人。「5 優しさ」の演奏は「静かな黄昏」を思わせた。独奏ではリストの「ため息」を弾く。全体的に音がきれいで余韻が残る感じを受け、最も印象を受けた。

音楽の道に進む人もそうでない人も、ヤングピアニストたちの将来に期待したい。

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