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除夜

  宮詞     王建

金吾除夜進儺名
画袴朱衣四隊行
院院焼燈如白日
沈香火底坐吹笙

金吾 除夜 儺名(だめい)を進め
画袴 朱衣 四隊行く
院院 燈を焼いて白日の如し
沈香 火底 坐して笙を吹く

大晦日の夜、宮中の金吾衛が鬼やらいをするものの名簿を天子にたてまつる。
美しい模様の袴をはき、赤い衣を着た少年たちが四隊に分かれて宮中を練り歩く。
どの中庭にもかがり火が燃えさかって真昼のようで
沈香をたく火のそばで楽人たちが座って笙を吹き、音楽を奏している。

※宮中の大晦日の夜の風景。
儺(鬼やらい:悪鬼を祓う)をする方相氏は、仮面をかぶり黒い上着、赤い袴を着て、手に矛と盾を振り上げるという。日本の「なまはげ」はこの変型であろうか。

「除夜」の「除」とは「旧きを除き、新しきを布(し)く意」とある。

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