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「日本の潜水艦」(雑誌丸 '98新春2月号特別別冊付録)

古本屋で見かけて廉価で買ったのだが、なかなかためになった。

海大型以来の日本の大型潜水艦の発達、ホーランド型以来の日本の中型・小型潜水艦の発達を順に記述していて、しかもコンパクトな形でまとめられ、先に読んでいた木俣滋郎『潜水艦入門』と合わせ、やっと難解な日本潜水艦の各型が理解できるようになった。

司令官座乗の旗艦潜水艦・甲型は大型過ぎ…。また惜しくも計画だけで中止になった通商破壊専門の戊型というのが存在していたことをはじめて知った。

また読んでいて特型(伊400型)への疑問も。「海底空母」と言われて称揚されている巨大な潜水艦伊400型だが、一隻に搭載する攻撃機はわずか2機(のち隻数不足から3機に改造)に過ぎず、もし仮に5隻の伊400型を揃えて部隊を編成し、港湾を奇襲したとしても攻撃できる機数は最大で15機でしかない。総勢15機の下駄履き攻撃機で泊地を奇襲しても充分な効果があげられるかどうか…。着想はともかく、費用対効果という意味で大きな疑問を感じる。敵艦隊さえ倒せばよいという戦前の日本海軍の戦争観の限界か…。 

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