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川崎昭一郎『第五福竜丸』(岩波ブックレット)

この事件については、意外に知られていないのではないだろうか。私が子供の頃は理科の学習漫画などにも出ていたが、何せその頃でも15年以上前の事件で、読んでいるわたしには全然わからず、全くぴんとこなかった。

読んで一番印象に残ったのは、アメリカの強弁である。第五福竜丸をスパイ船と疑ったり、事件後「放射能は海で薄められて無害になる」と称したが、実際は汚染魚が実に北緯40度付近からも検出された。太平洋全域に広がったのだ。おまけに放射能の汚染雨まで日本で降雨した。
太平洋で操業する漁船にも「危険区域」は知らされていなかった。

1972年、被爆したマーシャルの住民が死亡したとき、アメリカでは「人類の水爆死第一号」と称したそうだが、オイオイ久保山愛吉氏はどうなるんだ?

船が夢の島に捨てられていたのもひどい話しだが、有志の方の手によって復帰され展示されている。私もたまたま見たことがある。著者は当初から保存に尽力した。事件が風化せぬよう祈りたい。

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