NHKラジオ「関ヶ原合戦と直江兼続」
火曜日の20:30からやっているNHK第二放送の「カルチャーラジオ・歴史再発見」。
いかにも大河ドラマに便乗という題で、「武士道」の笠谷和比古先生が講師でなかったら絶対聞かなかったが、やはりおもしろい。一、二回を聞き逃してしまって惜しいことである。
昨日は第四回で、秀吉死後の家康を中心とした政争。朝鮮出兵で入った文治派と武断派の対立という豊臣政権の亀裂。そして従来、豊臣七将に追われた三成が「徳川家康のところへ逃げ込んだ」とされていたのは誤りで、きちんとした史料(「慶長見聞書」「慶長年中卜斎記」)をたどれば「伏見城の(五奉行だけに与えられた)自分の屋敷に逃げ込んだ」、そこでにらみ合いとなり、家康が五大老筆頭として調停したというのが正しいとのこと。誤りは徳富蘇峰が犯してそれに皆右へ習えしてしまったとのことだ。
職場から帰宅して聞いているが、こういう番組こそオアシスである。
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