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2009年4月

惜春

今日は4月最後の日である。旧暦ではすでに孟夏四月の6日になる。

もはや完全に「初夏」といって良い陽気になっているので、毎朝の『漢詩歳時記 春2』(同朋舎)は晩春を飾る藤の花・李白の詩をもって今日で最後とし、明日から『漢詩歳時記 夏』(同)に入ることとする。

  紫藤樹    唐 李白

紫藤掛雲木
花蔓宜陽春
密葉隠歌鳥
香風留美人

紫藤 雲木に掛かり
花蔓 陽春に宜し
密葉 歌鳥を隠し
香風 美人を留む

紫の藤の花は雲をつくような大木にからまり
花のかかったつるはうららかな春にふさわしい
茂った葉は歌う小鳥を隠し
花の香る風は美人を引きとめているようだ

個人的には藤はGWの花というイメージがある。旅行先や、山の中などに美しく咲いているのを良く見る…。

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川崎昭一郎『第五福竜丸』(岩波ブックレット)

この事件については、意外に知られていないのではないだろうか。私が子供の頃は理科の学習漫画などにも出ていたが、何せその頃でも15年以上前の事件で、読んでいるわたしには全然わからず、全くぴんとこなかった。

読んで一番印象に残ったのは、アメリカの強弁である。第五福竜丸をスパイ船と疑ったり、事件後「放射能は海で薄められて無害になる」と称したが、実際は汚染魚が実に北緯40度付近からも検出された。太平洋全域に広がったのだ。おまけに放射能の汚染雨まで日本で降雨した。
太平洋で操業する漁船にも「危険区域」は知らされていなかった。

1972年、被爆したマーシャルの住民が死亡したとき、アメリカでは「人類の水爆死第一号」と称したそうだが、オイオイ久保山愛吉氏はどうなるんだ?

船が夢の島に捨てられていたのもひどい話しだが、有志の方の手によって復帰され展示されている。私もたまたま見たことがある。著者は当初から保存に尽力した。事件が風化せぬよう祈りたい。

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東京六大学野球平成21年度春のリーグ戦入場式&早稲田大vs東京大一回戦

なかなか書けず、二週遅れての記事。

さァ開幕だ。
というか、月初の社会人対抗戦をはじめて見に行こうと思っていたのだが、出不精の怠慢プレーで見逃してしまった。残念に思っている。

10時前神宮球場に到着。間もなく10時過ぎから楽隊の入場が始まる。楽隊が中央まで歩いていってチアの演技。
入場式(東京六大学野球では開会式といわずに入場式という)は、各大学が前期の順位順に入場行進し、入場と同時にグランド脇に控えた応援団が旗を揚げる。
優勝杯等返還。偉い人の挨拶。国旗掲揚。選手宣誓。
選手退場して入場式は終わり。
エール交換。スタメン発表。

先攻 早稲田大学
4 松永(広陵)       4年
8 小島(愛工大名電)  4年
9 山田敏(早稲田実)  3年
3 原(桐蔭学園)     2年
5 宇高(今治西)     3年
2 杉山(東総工)      1年
7 山川(中京)       4年
6 後藤(早稲田実)    3年
1 斎藤(早稲田実)    3年

捕手の杉山って誰?っというかこの人そんなに有名なの(すみません。高校野球詳しくないもので)?三年の白川もいるしそれを押しのけていきなり春の開幕に一年生がマスクをかぶるとは…。
新主将・山川は一時三番を打っていたけど、新チームでは7番すか。

後攻 東京大学
6 濱田(茨木)      4年
4 高橋(米沢興譲館) 4年
3 笠井(私立武蔵)   4年
9 内海(土浦一)    2年
7 古垣(開成)      4年
5 岩崎(海城)      2年
1 鈴木(西尾)      4年
8 鬼原(栄光学園)   3年
2 田中(武生)      2年

始球式は法政大総長。始球式にこんな身内のおっさんでなくて、例えば広末とか、もっと話題性のあるの呼べよな、と思うのは私だけか?

2回で「あと一人コール」やってる東大。これもどーかと思う。

5番の宇高は良く当たっていて、タイムリー二本でOKだけれども、続く6番の一年坊主がブレーキ。6回満塁のチャンスにも三振。使えねえ…。

東大は鈴木君がそれなりにふんばっていたが、8回に投壊。この回変わった西村がワンアウトも取れずに降板すると、三番手の和田はワイルドピッチ二連続(一つは取った捕手が本塁カバーの投手にトスすればゆうゆうアウトのタイミングのように見えたが、それをしなかった)で二点献上。9-0。
9回は無死満塁で早稲田の4番原がレフト線へ大飛球。一気に二者生還で11-0
早稲田実OBは先発の投手・斎藤、遊撃・後藤のほか、途中出場の捕手の白川、外野手・山田敏貴、同・新佐古と5人出ていた。
ってことで大勝。斎藤-大石の黄金リレー。東大を割くにいずくんぞ斎藤・大石を用いんやである。

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杏の花

杏の花というのは私(というか日本人)にはあまり馴染みがないように思う。つぼみの時は純紅で、開花すると淡紅を帯びた白色となり、遠くから見ると白い花に見える、とか。

  遊趙村杏花     白居易(唐)

趙村紅杏毎年開
十五年来看幾廻
七十三人難再到
今春来是別花来

  趙村の杏花に遊ぶ

趙村の紅杏 毎年開く
十五年来 看ること幾廻ぞ
七十三の人 再びは到り難し
今春来たるは是れ花に別れんとして来たる

開封郊外の趙村の紅い杏の花は毎年開いている
ここ十五年来、私は春に趙村に来てこの杏の花を看ることは何回になっただろう
でも、私は今年七十三になった。もう来年は来れないかもしれない。
今年のこの春にここに来たのは、花に別れを告げようとして来たのだ

花を15年来愛し続けていた白居易の慨嘆が胸を衝き、読んでいて泣きそうになる。

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家庭教師ヒットマンリボーン20

数週間ぶりで見る。

アイリスは雲の炎で浮いている。ジンジャーも参戦したのか(私はこの人の回いつも見逃していて見ていない)。
女性の声はスパナのコンタクトの機能なのだろう。一気に攻撃するツナ。「死ぬ気の炎」もここまで進化したか…。
三ブロックが消滅。周囲のブロックの火災発生を受けて閉鎖する入江。しかし、いかにマフィアとはいえこんな施設どうやって作ったんだ?
リングとボックスの使い方を知らない雲雀に「俺と戦うの相手は10年早い」と一人ごちる幻騎士。その通りではあるが…。「10代目ファミリーの霧の術師」も背後からの攻撃を指摘して倒れる。
草壁・獄寺・クロームらに助けられた屈辱から最高の炎をボックスに注入する雲雀。すごい盛り上がりで終わり。

ハルのハルハルインタビュー。相変わらずけたたましい。大人ランボは片目いつも閉じているけどなぜ?

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家庭教師ヒットマンリボーン19

先週と先々週見逃したので、三週間遅れで…。

雲雀は残る三つのリングすべてを使って「裏求心体」を作成。幻騎士と一対一の肉体の格闘戦に持ち込む。「雲の肉体」を使って破壊不可能な由。
一方ツナは「ゆがんでいる」アイリス・ヘップバーンの手先の「しけいたい」と戦闘。遺伝子工学などあらゆる技術を駆使して作成された化け物。

「裏求心体」も破壊される死闘の果てに現れたボンゴレリングをつけた十年前の雲雀。なんらかの手を使って過去から呼んだらしい…。

「ハルのハルハルインタビュー・でんじゃらす」は獄寺再登場。
「宇宙人が地球を狙っているのは間違いねえ」と獄寺らしからぬ非・知的なセリフと円盤「ボンゴレ8号」がおもしろい。

惜しいことだがこれ以降見てない…。

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NHKラジオ「関ヶ原合戦と直江兼続」

火曜日の20:30からやっているNHK第二放送の「カルチャーラジオ・歴史再発見」。

いかにも大河ドラマに便乗という題で、「武士道」の笠谷和比古先生が講師でなかったら絶対聞かなかったが、やはりおもしろい。一、二回を聞き逃してしまって惜しいことである。

昨日は第四回で、秀吉死後の家康を中心とした政争。朝鮮出兵で入った文治派と武断派の対立という豊臣政権の亀裂。そして従来、豊臣七将に追われた三成が「徳川家康のところへ逃げ込んだ」とされていたのは誤りで、きちんとした史料(「慶長見聞書」「慶長年中卜斎記」)をたどれば「伏見城の(五奉行だけに与えられた)自分の屋敷に逃げ込んだ」、そこでにらみ合いとなり、家康が五大老筆頭として調停したというのが正しいとのこと。誤りは徳富蘇峰が犯してそれに皆右へ習えしてしまったとのことだ。
職場から帰宅して聞いているが、こういう番組こそオアシスである。

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ティッツ

今、ティッツ(Titz 1742-1810)の弦楽四重奏曲を聴いている。
とても良い。格調典雅で、明るくて。
この作曲家については何も知らないのだが…。

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穀雨

昨日は穀雨。恵みの雨が穀物に降り注ぐ、と。萍(うきくさ)が生じ、鳴鳩(いかるが)が羽ばたきし、戴勝(ふくどり)(?)が桑の枝に止まる。

昨日、白居易の「三月三十日 慈恩寺に題す」と、賈島の「三月晦日 劉評事に贈る」の詩を読む。いずれも、いわゆる「三月尽」で、今日で最後の「春」を送る詩だ(四月からは夏)。前者は牡丹などで有名な慈恩寺を終日徘徊し、中でも「紫藤花」に逝く春を惜しみ、後者に至っては友人と徹夜して春を惜しむ(暁の鐘がなるまではまだ春だと)。
今年の三月尽(旧暦3月29日)は4月24日だ。

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レッドクリフ 続き

正史三国志の注釈者・裴松之ならこう言って嘆くだろう「このジョン・ウーなる者の記述は全くでたらめである」。

今日TVでパートⅠが放送されるようだが、なんにも知らない人が、こういう曹操が極悪人で、孔明が変人で、舌戦も知略も何もない無駄で不合理な戦闘シーンばかりのストーリーを見て、「三国志ってこういうものか」と思われるとかえって危険といえよう。

三国志?漫画の「一騎当千」に劣るとは言わないが、せいぜい同レベルだといいたい。

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レッドクリフ PartⅡ

昨日(封切初日)、見に行った。

が、くだらなかった…。
これ三国志といえるのか?

続報はのちほど。

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南房総

もう一週前の3月末の日曜は、青春18切符で南房総へ軽い山行(烏場山)へ行ってきた。

しろかきした田んぼにかえるがゲコゲコ鳴いている。まだ3月末だぜ?。

山桜が咲いている。そういえば唐詩で桜というのはほとんど見たことがない。日本独特なのだろうか。日本で李、杏、梨の花があまりメジャーではないように。

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ちくま学芸文庫『正史三国志7 呉書2』

日曜日、正史三国志7の続きを読む。

やっぱり呉は山越(さんえつ:江南にいた異民族)と戦わなければならないから大変だ。
しょっちゅう反乱鎮定ばかり。

陸遜とならび称される呉の上大将軍・呂岱は80歳で馬にひらりととび乗り、96歳で死去。演義に出てこないから損をしているが、その老いてもさかんたるや黄忠の比ではない…。

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清明

昨日は清明であった。
甲州まで桃の花を見に行きたかったがゆえあって中止し、別件で東海道線を南下する。車窓の桜が美しい。特に湯河原駅のものが枝ぶりも大きく本当に見事。
この季節、山々も若葉が萌え出し、それに山桜の薄白い桃色が混じるのが美しい。

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