« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

雨水

去る18日は一月の中気・雨水だった。
さまざまな生命をよみがえらせる水を雨降らす時期であり(植木久行氏による)、獺(かわうそ)が捕らえた魚を岸辺に並べて祭り(これ去年も書いたような気がする)、鴻雁が北に帰り、草木が芽生え始める、と。
「天の陽気が下降し、地の陰気が上昇して、陰陽が和合した結果、草木が萌え始めるのだ」と『礼記』は説明する(植木氏による)。

長安の近郊では、人々が野原に出ていって帳をめぐらし「探春の宴」を開いたという。ちと外出には寒いが、空には光が漲り、春近しを実感させる。

理論物理の西島和彦先生の訃報が届いた。新聞を見てぎょえーと思ったが、もう80歳を越していて冷静に考えればそういうお年だ。クォーク説の世界的先駆者と理解している。

| | コメント (0)
|

金星最大光輝

本日、金星最大光輝(光度)となる。宵の西空に日没時には40°近い高度となり-4.6等で輝く。鋭眼なら昼の青空の中にも見える。

この後、急速に太陽に近づき、3月25日に内合となる。

と言っても今日は雨か…。

| | コメント (0)
|

春一番・模様替え

春一番が吹いたので模様替えをする。

「雪の結晶」は短命政権だったな。

注文していた『漢詩歳時記・春の二』が届く。昨年神田の古本屋で『夏』『秋の一』『秋の二』を発見して以来、これで全六冊がそろった。パラパラとめくってみるがまことに素晴らしい。どうしてこんな素晴らしい本が絶版なのだろう?

『史記』ももうすぐ『列伝』が終わる。大学に入る直前の3月に岩波文庫の『史記世家 上』を手にとってから某十年。やっと口語訳ながら『史記』全篇読破の運びが近い。

| | コメント (0)
|

家庭教師ヒットマンリボーン18

今回は総集編で、何回か見てない回もあったためありがたかった。
無駄マッチョは雷の属性なのか(それにつけてもボンゴレ側の雷は…。まるで戦力にならん)。
魔女っ子・ジンジャーブレッドは晴の属性らしい。
綱はおとりになって敵を引き受ける役になったらしい。「ちゃんと成長している」と感慨するラル・ミルチ。
そのときの敵を操縦していたのはスパナだったのか。
「ハルのハルハルインタビュー・でんじゃらす」、相変わらず面白い。
あと、オープニングでハルの方が京子より可愛く見えるのが笑える(笑ってはいけないが)。

| | コメント (0)
|

扇谷上杉氏

金曜の夜に缶ビールを飲みながら、ふと表題の件が気になったので中公文庫の『日本の歴史11 戦国大名』を見直してみる。
子供の頃、TVの「新八犬伝」を見ていた影響で、鎌倉に行ったときに「関東管領扇谷定正の城はどこ?」といって両親を困らせたものだが、見返してみると扇谷上杉氏の本拠は河越城にあることを始めて知った。
定正は扇谷氏の勢力を拡大した家宰の太田道灌を愚かにも謀殺し、自身は武蔵国高見原で落馬して戦死する。その後を継いだ朝良、朝興も劣勢で、朝興は北条氏綱に江戸城を奪われ、河越で病死。子の扇谷朝定は例の北条氏康の河越夜襲のさいに戦死した。享年22。ここに扇谷上杉氏は滅亡する。
こんな悲惨な末路だとは思わなかったが、扇谷・山内両上杉氏と北条氏の興亡は、新興企業と旧態依然とした老舗企業の興亡を見る感がしないでもない。北条氏綱は知名度は低いが不敗の名将で、私は好きな人物ではある。

| | コメント (0)
|

立春Ⅲ

引き続き『唐詩歳時記』の立春のくだりを読む。
富貴な家では立春の日に「春盤」と称し、白玉の盤に生菜(植木氏は「にら」と訓じている)・蘆服(だいこん)・春餅(餅は小麦製品)を盛って贈りあったと。「春盤」「生菜」に清新な早春の野菜の香りまで感じるようだ。
唐代、立春は立夏・立秋。立冬とあわせ官吏は一日の休暇を与えられた。現代日本でも、季節を実感し収穫に感謝するために、立春や社日や重陽(9月9日)や冬至を休暇としても良いのではないか。
梅も咲き、春近しを感じさせる。

注;蘆服の服は、本当はくさかんむりに服

| | コメント (0)
|

立春Ⅱと『史記列伝』

昨日立春につき、今日から車中読を植木久行『唐詩歳時記』の春の章に切り替える。本日は洛陽城東に舞う雪、中国文学に見る「惜春」について、など。

岩波文庫『史記列伝(一)』。休日読んでいたのだがなかなか進まないので業を煮やして平日にシフトし、毎日面白く読んでいる。今まで秦の統一の過程がいまいち良くわからなかったが、樗里子(ちょりし)、甘茂、魏冉、白起、王翦の列伝で理解が進んだ。有名どころの列伝も良いが、このような伝を地名に注意しつつじっくり読んでいくのは良い。

| | コメント (0)
|

立春

今日は言わずと知れた立春だ。禅寺では「立春大吉」と大書して柱に貼り付けるとか。
今日の日の出時刻(横浜)は6時39分で、1月1日から一ヶ月で11分早くなったに過ぎないが、これからどんどん早くなり、一ヵ月後の3月4日には30分早い6時8分、3月の末にはさらに40分も早くなり5時30分となる。「光の春」になるわけだ。
通勤の道すがら、梅もちらほら咲いている。今年は早いのだろうか。

| | コメント (0)
|

禅~ZEN~

昨日、この映画を見に行った。
たんたんとお話は進むが、道元が「心身脱落」したところで蓮の花に乗って空へ飛び上がるCGが面白かった。
只管打坐(何でこれがワープロ一発変換しないんだよ!)ではないが、ただひたすらに励むことの大切さを教えてくれる。そうして忘我の境地に到ること。
主演の中村勘太郎は存在感がある。坊さんが並んでいても、「あ、この人が一番偉いんだな」と感じる。
すぐ影響を受け、帰路書店で講談社学術文庫の鎌田茂夫『禅とは何か』や道元『典座教訓』『永平広録』、岩波文庫の懐奘『正法眼蔵随聞記』(この本は口語訳がないのが難だなと感じたが。でもなんで『正法眼蔵』って一発変換しないんだよ?)を買い込む(あと全然関係がないが探していた橋本左内の『啓発録』を見つけてよろこぶ)。
家に帰って、ずっと昔に読んだ山折哲雄先生の『道元』(センチュリーブックス)を取り出して見てみる。

劇中の道元のセリフ。アデランスのキャッチコピーみたいだった。
「あなたも、すわってみませんか?」

| | コメント (2)
|

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »