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南学編『横浜~交流と発展のまちガイド~』(岩波ジュニア新書)

今年は横浜開港150年にあたり、最初の読了本がこの本とはまことにめでたい。
横浜には人生のうちで一番長く住んでいながら、中心部のことは全然知らないのに気付かされる。大桟橋はこうなっていたなんて知らないし、キング・クイーン・ジャックも知らなかったし、赤レンガ倉庫にも行ったことないし、山手の外人墓地の奥にはこんな洋館があるなんて知らなかったし、日本大通もあそこのことかとやっとわかった次第。
この本は写真が豊富で、かつ美しい。横浜散策と歴史の格好の入門書である。
関内と横浜駅周辺と分断されていた都市が、また新たに伸びようとしているのを感じさせられた。

ところで、岩波ジュニア新書は今まで何冊読んだろう。日本農業のゆくえ、元素の小事典、科学年表、新植物を作る、今井の自衛隊、モーツアルト、湯川秀樹の考えたこと、すばる望遠鏡、高校心理、シルクロード作物、アインシュタイン16歳の夢、日本神話入門、ローマ、西洋哲学入門…。まだあるかもしれないが、興味深いテーマを高校生にもわかるように平易にかつ専門性を維持しながら説かれる。文体がやさしいので読みやすい。
電車の中で携帯をやったりスポーツ新聞を読んだりしている人も、このシリーズを読めばいいのではと思うのだが…。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

岩波ジュニア新書は私もいくつか読んで啓発されました。
子供向けとは思えません。
大人でも普通の人なら十分ですよね。

仏教入門、日本の宗教などは、儒教的に凝り固まっていた私の考えを解きほぐすプロセスにおいて、素晴らしい水先案内をしてくれました。
また、詩のこころを読む(茨木のり子)には、紹介された詩もさることながら、そこから何の風景を読み取るかを教えられました。

おなじ言葉を使いながら、かたや極めて厳密に矛盾を許さないように追い込みながら矛盾を矛盾として受け止める仏教と、言葉の意味だけでなくトーンやムードまで駆使して、受け手の中に何かを浮かばせるような詩。

それらをいずれも楽しむことができるようになったのは、岩波ジュニア新書のおかげです。

漢詩とか哲学など、それでも読了できなかったものもあるけど。

投稿: クラウディオ アラウ | 2009年1月27日 (火) 22時09分

コメントありがとうございます。

今「岩波ジュニア新書」で封切を待ってる本たち。
・湯浅年子(フランスに留学した女流物理学者の伝記)
・高峰譲吉(明治の化学者)
・近代思想を作った人々(鹿野政直著)
・小泉武夫先生の食の本
・宮沢賢治を英語で読む
(まったく読みたい本が多すぎます)

『老子』が岩波文庫で出ているのを見つけましたが、私が読んだ小川環樹訳の中公文庫『老子』に比べてずっと厚いのに驚かされます。中もちょっと見てみましたが、普通、原文-読み下し-訳の順に並べるのでは…。反対なので読みにくいです。
『老子』『論語』と『孫子』はじっくり再読したいです。
『史記』はあと列伝の最初を読めば読了まで迫りましたが…。

「岩波ジュニア新書」もっと一般に広く普及して欲しいですね。

投稿: ロイヤルトランペット | 2009年1月29日 (木) 07時47分

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