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レッドクリフ(補:崖の上のポニョ)

表記の映画を先日見てきた。

主目的は「レッドクリフ」だが、上映スケジュールをみると、同じ映画館でまだ「崖の上のポニョ」がやっているようなので、ついでに見てきた。観客が少なかったが…。しかし意外に面白く、見に行って良かった。
今までの「空」が舞台の宮崎作品と違って、「海」をテーマにしているが、海への憧れは日本人の昔からの文化だなあと感じた。ニライカナイとか海幸伝説とか浦島太郎とか…。
終了後のキャストロールも声優、スタッフの別なくあいうえお順で表示しているのもユニーク。
フジモト氏は「海底二万マイル」の潜水艦に乗り込んでいたとプログラムを見てあとで知った。
ただ海で取った生物をバケツの水道水につけるのは問題があると思う。

さて、昼飯を食っていよいよ「レッドクリフ」へ。
が、いまいちだった。

関羽、張飛、趙雲、周瑜、みな雰囲気は出てはいるし、カッコよい。孫権も反町隆史みたいで精悍だし。
しかし、どうも無駄な戦闘シーンが多くて、物語の進行密度が薄いような…。
劇場の垂れ幕ではパートⅡが2009年4月公開ということで、私はてっきり赤壁の続編として、劉・関・張の死、諸葛亮の北伐、五丈原までやるものと思っていた。が…。なんじゃーっ。これならさっきの戦闘シーンの時間削って欲しいのに。

諸葛亮も微笑を浮かべながら「熱くなるから」と白羽扇で体を扇ぎ、馬や亀や鳩と仲良しなのは良いのだが、軍事面ではどうなの?どうも天才軍師らしい冴えがない。別に呉の家臣たちを論破するわけでもないし。

周瑜が夏口の城に行った時、関羽が城内で子供たちに勉強を教えていて、劉備がわらじを編んでいたのはおかしかった。こいつら、一国一城の主になってもまだそんなことをしているんかい(ちなみに関羽が子供たちに教えていたのは『詩経』冒頭の一首「関雎」である)。

一方、曹操と家臣たちは陣中でサッカーの試合の観戦に興じていた。サッカーは英国起源というのが常識だが、最近では中国という説が支配的なのか?(注1)

曹操も変に爽やかな笑顔が魅力的ではあるが、悪役に落とされているのは面白くない(いわく「中国中の嫌われ者」孫尚香談。「官渡で捕らえた敵兵の鼻をそいで送りつけた」周瑜談→事実無根)。あれだけ智謀と人徳すぐれた名将をさらに打ち破るところに赤壁の妙味があるのだが…。
それに夏侯雋将軍、魏賁将軍って誰???何で夏侯惇とか張遼・于禁・李典じゃ駄目なんだろう。よく物知り顔に献策している初老の男も誰なのか不明(程昱か?)。終わったあとのキャストの字幕を見ると楽進がどこかに出ているようだが…。とにかく映画だけ見ていると曹操配下の一の武将は蔡帽と張允みたいな錯覚を覚える。

劉備にはやはり阿斗を投げ捨てて欲しかったのだが、やはりそれを映像化すると昨今は「幼児虐待」と突っ込まれるのだろうか。

そして終った後で見ていた高校生たちも言っていたが、将軍たちがいくらなんでも強すぎだと思う。
関羽、張飛、趙雲は、実は華陀か諸葛亮の手によって改造手術を受け、サイボーグ化しているんじゃ…。周瑜も矢が刺さっても平気だし。

繰り返すが、雰囲気は出ているしカッコよくはあるが、金払って二回見る気はしない。TVで放映されたら見ようかなという感じ。
でもパートⅡは一応見ますよ。これにリンクして始まる三国志検定も受けるし。

(注1)言うまでもないことだが、ゴルフは呉竜府(ご りゅうふ)なる拳法家が鉄球を棒で打って闘ったことに起因し、中国起源という説が学界では支配的である。

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