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『唐詩選』岩波文庫

『星三百六十五夜』と同じく、高校・大学のときに寝る前に一首ずつ読んでいた。レ点をふり、語句解説を読みながら味わっていく。
巻頭の魏徴の「述懐」はまだ若かったからそのまま覚えてしまった。詩によっては鉛筆で挿絵を書いた。下巻になってややトーンダウンしたが、上巻・中巻は楽しく読んだ。
原則一日一首だが、高校の試験前など逃避の心理が働くのか、何首も進む。
全部読みきって、同じ岩波文庫の『中国名詩選』上中下巻に移行した。唐詩に限らず、伝統ある『詩経』から紹介してくれるのはありがたいのだが、この本は『唐詩選』に比べて語句説明が少なく、訳文から語句の意味を推察しなければならないのが残念であった。この本は唐詩の晩唐まで行って止まり、もう一回最初から読み返して今南北朝の歌謡で止まっている(したがって宋詩以降は読んでいない…)。ましてや、買いためてある『陶淵明詩集』『李白詩集』『王維詩集』『杜牧詩集』には全く手が出せていないでいる。
それでも『唐詩選』は新鮮な感銘を持って読んだ書であった。時間があればまた読み返したい。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

ようやく帰去来辞の心境ぐらいは判るようになりました。

でも、陶淵明って酒ばっか飲んでるから言ってることはわかるんですが、思いのほか共感しにくいところがあったりします。

もう少し読み込んでいくと、良さがわかるようになるのかな。

投稿: クラウディオ アラウ | 2007年10月15日 (月) 21時54分

コメントありがとうございます。
残念ながら陶淵明は唐時代ではないので『唐詩選』には収録されていません。
陶淵明は私にはむしろまじめというイメージがあります。
『唐詩選』は大部であるし、またそういう意味では本文にあげた『中国名詩選』がおすすめです。はるか昔の『詩経』から現代(毛沢東)まで網羅しています。
私は唐詩では張説が好きです。味があり、ユーモアがあって。いろいろ読んでいると気に入った詩、気に入った句が出てくるのではないでしょうか。
もう一つおすすめは河出書房新社・ふくろうの本の『図説・漢詩の世界』。中国のビジュアルな写真付きで漢詩を鑑賞する事ができます。

投稿: ロイヤルトランペット | 2007年10月16日 (火) 02時29分

ありがとうございます。
ボチボチとご推薦いただいた図書などで、理解を深めていきたいと思います。

最近言葉と思想の関連を調べるのがマイブームで、仏教や儒教、道教の本を読むことが多いです。

ただ大人向けだと難しいから、中高生向けとか・・・でも難しい?
(^^;)

投稿: クラウディオ アラウ | 2007年10月16日 (火) 07時19分

儒教、仏教、道教となると講談社学術文庫の諸橋徹次『孔子・老子・釈迦三聖会談』。この本今でもあるでしょうか。三人が会話しながらそれぞれの教えを解説していくという本です。これも高校時代に読みました。
仏教なら岩波文庫の『ブッダのことば』が欠かせないでしょう。
普段の生活で疲れている社会人には、高校性向きぐらいの本から入るのがちょうど良いと私は思います。

投稿: ロイヤルトランペット | 2007年10月16日 (火) 22時29分

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