« 湯川・朝永生誕百年企画展委員会編『素粒子の世界を拓く』 | トップページ | 新書漢文体系21『世説新語』 »

田中優『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』

岩波ブックレットの一冊。
読んでみて現在、イラクで行われている惨状についていかに無知なのか痛感した。おびやかされる生活。「白燐弾」「電磁波爆弾」「劣化ウラン弾」などの最新兵器の恐怖。戦争を生む石油利権構造。兵器開発実験による地球そのものの破壊…。
そして著者は環境問題と不戦問題は不可分だと告げる。それは次の言葉を引用すれば十分だろう。
「ぼくらがコンビニでレジ袋を断っている頃、どこかの戦闘で、町そのものが破壊されている。
ぼくらが省エネのために電気を消している頃、どこかの実験で地球そのものが破壊されている
ぼくらがリサイクルのために分別をしている頃、戦闘機は莫大な石油を消費し、二酸化炭素を排出している。」
そして第6章で述べられる市民レベルでの取り組み、著者の高い見識と実行力を示している。
65ページの薄い本だが、大変に有益であった。

|

« 湯川・朝永生誕百年企画展委員会編『素粒子の世界を拓く』 | トップページ | 新書漢文体系21『世説新語』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 湯川・朝永生誕百年企画展委員会編『素粒子の世界を拓く』 | トップページ | 新書漢文体系21『世説新語』 »